環境関連資機材

Kiso-レビエント(油分ナノ分解栄養剤)、Kiso-土壌カプセル(土壌浄化モニタリングカプセル)、Geotube ジオチューブ(脱水・ろ過・減容化用ジオテキスタイル)等、環境関連機材の販売を行っております。

Kiso-レビエント (油分ナノ分解栄養剤)


Kiso-レビエントは、土壌及び地下水に含まれる油分をナノ分解し、添加した栄養塩で活性化した油分解微生物により、最終的には二酸化炭素と水に分解します。



特徴


  1. 油臭が消えます。
  2. 天然素材が主原料で、洗浄廃液による環境汚染や泡公害の心配がありません。
  3. PRTR法に該当するような成分は、一切使用していません。
  4. 中性なので、働く人にもやさしい分解洗浄剤です。
  5. シリコン系の消泡剤で泡立ちを抑えています。

購入価格

価格 ¥20,000 (税別)※別途、相談に応じます
内容量 18 ℓ


適用


油で汚染された土壌(地盤)や地下水環境の浄化
例えば・・・

製油所、工場敷地内(または跡地)
ガソリンスタンド
寒冷地の各家庭に据付けられた灯油タンク周辺
その他の油臭や油膜でお悩みの方


油を分解するメカニズム


1ステップ →

油脂分解剤の合成界面活性剤の含有率は5%未満です。油脂分解剤は水と混ざることにより油への浸透力を高めます。
大量の界面活性剤で油を包み込むのではなく、油に浸透していくのです。


2ステップ →

油脂分解剤は付着している油汚れに瞬時に反応して、ナノメートルレベルの細かい粒子に分解します。


3ステップ →

微細分解された油は、好気性微生物により生分解され、炭酸ガスや水に変わります。


最終ステップ

下流に流れていく過程で徐々に生分解され、油は殆ど分解されて残りません。


土壌油分濃度の変化



油分ナノ分解微生物栄養剤(Kiso-レビエント)の使用方法


●目  的:土壌・地下水の油汚染の浄化に使います。
●対  象:燃料油
●推奨する浄化工法:
 Kiso-レビエントは、NETIS登録技術番号KT-180001-A「土壌・地下水の油汚染自動浄化工法(3N注入工法)」で使用する認定浄化剤として開発しましたが、下記の浄化工法にも利用できます。


工 法内 容
3N注入工法油分ナノ分解微生物栄養剤+ナノバブル水の地盤注入による浄化
ランドファーミング油分ナノ分解微生物栄養剤の混合攪拌による浄化
浄化液地盤浸透油分ナノ分解微生物栄養剤の地盤注入による浄化

簡単な使用例:ランドファーミングまたは浄化液注入

【約20m3の油含有土壌を浄化する場合の例】
・使用機材:農業用タンク等、ポンプ、散水ホース、敷き鉄板、ショベルカー等
・使用資材:井戸水等、油分ナノ分解微生物栄養剤(Kiso-レビエント)20箱

① 井戸水300Lの入った農業用タンクまたはノッチタンク等に、油分ナノ分解微生物栄養剤(Kiso-レビエント)2箱(36L)を添加・攪拌し油分解浄化液を作ります。
 ※水道水の場合は、カルキ中和剤(ハイポ等)を入れます。



② 油分解浄化液を掘削した油含有土壌約20m3にまき、混合・攪拌するか、または原位置の油含有地盤に混合・攪拌します。



③ 油分解浄化液をボーリング孔やピットから地下に注入すると油含有土壌及び地下水を浄化する効果があります。



【浄化効果】
・油臭や油膜は、数10分~数時間でなくなります。
・油分は、しだいに含有量が低下し、数ヶ月間で水と二酸化炭素に分解し浄化します。

【留意点】
・油分の含有量によって浄化の速さは異なります。(含有量が多いほど遅くなります。)
・油種によって浄化速さは異なります。(ガソリン・灯油・軽油・重油の順に遅くなります。)
・古い油では、粘度によって浄化速さは異なります。(粘度が大きいほど遅くなります。)
・気温および水温によって浄化速さは異なります。(夏、春秋、冬の順に遅くなります。)
 ※冬季は、温水の浄化液を注入するなど、浄化速さを上げることもあります。
・油分の浄化効果は、含有量、油種、粘度、温度等によって異なりますので、1回の浄化作業で浄化が完了しないこともあり、2回目以降の浄化作業が必要になる場合もあります。


関連資料





Kiso-土壌カプセル(土壌浄化モニタリングカプセル) Kiso-Soil-Capsules


土壌カプセル本体とカプセル内密度調整器

バイオスティミュレーションによる原位置浄化効果確認は、これまで地下水モニタリング結果で汚染土壌の浄化の進行状況を推定していました。土壌浄化モニタリングカプセルは(以下「土壌カプセル」と呼ぶ)は、土壌浄化の進行状況についてボーリングを行わずに土壌をモニタリングするために開発した特殊容器です。


土壌カプセル販売価格 ※消費税・送料別


単位販売価格セット価格
数量価格(円)数量価格(円)
土壌カプセル1750004500000
密度調節器ランマー1600001
突き止め臼11250001
収納アルミケース11100001

関連資料




Kiso-ナノファイバー(特願2018-074825)

項目内容孔内水位の深度単位数量価格(円)
Kiso-ナノファイバーⅠ型適用性現場実証試験油層制限深度なし150000
適用性現場実証試験【旅費、交通費】-往復1別途見積り
孔内油層回収器(1セット12本)油層制限深度なしセット142000
微生物処理機+油分ナノ分解微生物栄養剤等【適用性現場実証試験】150000
微生物処理機+油分ナノ分解微生物栄養剤等-セット1180000
Kiso-ナノファイバーⅡ型適用性現場実証試験深度約10m以浅170000
用性現場実証試験【旅費、交通費】-往復1別途見積り
孔内油層回収装置深度約10m以浅1270000
水位センサー付油回収ポリタンク-195000
装置取付け深度約10m以浅150000
装置取付け【旅費、交通費】-往復1別途見積り



お申し込みは申込み書をダウンロードしていただき、メール添付もしくはFAXでお申込みください。


Geotube®




TenCateのGeotube®シリーズは、高強度繊維を特殊な多層・多次元構造で編み込み、斜めに織物間隙を形成することで、高強度と高排水性を兼ね備えた脱水・ろ過・減容化用ジオテキスタイルです。
袋状に縫製したGeotube®に、ポンプで浚渫土砂や汚泥水などを中へ充填することで固形物を袋内に封じ込み、水の浄化および汚泥の減容化を図ることができます。
処理対象物の物性や処理量に応じて、凝固剤・凝集剤の選択、Geotube®寸法の検討、処理に必要な施工計画など、最適な処理方法に関するご提案を行っております。


メカニズム・材料物性


浚渫土や汚泥水などをポンプでGeotube®の中へ充填する。細粒分の多い汚泥は、凝固剤や凝集剤などを加えることで固形物の粒子を大きくし、より効率的な脱水・ろ過が可能となる。


高排水性素材のため、水は外へ自然流出し、固形物の99%以上がGeotube®内に封じ込められる。規格容量まで充填した後、圧密期間を経て再び汚泥を充填するプロセスを繰り返す。


汚泥の繰返充填および脱水が完了した後、中の固形物の再利用や廃棄処理など、使用目的・用途に適した状態になるまで、更に一定期間自然乾燥させる。



販売価格


材料1m2当り参考価格  ¥2,500~2,600 (税別)
※縫製手間等の関係で、使用する袋材寸法に応じて変動します
※別途、相談に応じます


構造


高強度と高排水性を兼ね備えるためGeotube®では、高強度繊維を特殊な多層・多次元構造で編み込み、織物間隙を斜めに形成した素材を使用して袋材に縫製しています。



凝固剤・凝集剤の併用



細粒分が多く濁度の高い汚泥水には、凝固剤を添加することで細かい粒子同士を凝固させ、排出水の透明度を上げることができます。
同様に、粒度が小さく排水速度の遅い汚泥水には、凝集剤を添加することで粒子の高分子化を促し、フロックを形成させることにより脱水速度の向上を図ることができます。


脱水システムの概念図


海外実績


  • 都市土木工事における汚泥処理
  • 浚渫土砂の減容化処理
  • 湖沼・運河・堀の汚泥処理
  • ため池堆積汚泥の減容化処理
  • 下水処理場における汚泥処理
  • パームオイル工場における汚泥処理
  • 発電所における石炭灰の汚泥処理
  • 化学製品製造工場における汚泥処理
  • 製薬工場における汚泥処理
  • 紙パルプ工場における汚泥処理
  • 炭鉱山・金鉱山における汚泥処理


実績紹介映像


鉱山でGeotube®を使用した事例
浚渫汚泥の再利用にGeotube®を使用した事例



資料・カタログ