学生当時、私の知識はまだ浅く「研究で実験結果を得て満足するのではなく、どう活かしていけば良いのか」と感じていました。そのためには実際に土に触れ、さらに現場の第一線で働く方々の生の声も必要だと思っていました。一方、実験で使っている土の採取作業を間近で見てみたくなり、ボーリング調査にも興味持つようになりました。
そんな時、弊社の支社長が講師として大学に登壇。「何かを求める式等を暗記するのではなく、なぜこのような式になるのか、どういった視点から今起こっている問題を考えていくのが大切である」という講義されました。その言葉に感銘し、就職活動ではコンサルタント系の中でもここ基礎地盤を選択しました。
現在は、「現場管理、調査計画、報告書作成、解析業務」などを担当しています。現場管理では技術データの収集だけでなく、安全管理も重要な仕事です。そこで、事故が起きないよう最善の注意を払うのと同時に、少しでも良い雰囲気をつくるために目下試行錯誤中です。 また現場は体力勝負な面もありますが、遠方の場合、その土地の美味しい料理を食べたり、温泉に入ったりなんて楽しみもあります。時に野生動物を見かけることもあり、写真を撮って会話のネタに出来るのも、現場ならではの楽しみですね。
他にも図面作成で2地点の調査位置間の地層線を引く時など、「結果通りにするか、地形を意識した線を引くのか」、実際に確認できないので答えは分かりません。そこで昔の地形を調べたり知識を出し合ったりして、断面を完成させて行きます。そんなプロセスにもやりがいを感じますね。
