修士課程時に同研修室の博士課程に在籍していたこの会社のスタッフ(当時)からの紹介があり、地質に興味を持ったのが入社の動機でした。
現在はシンガポール支社でBCA (シンガポール政府建設局)発注の広域地質調査を主に担当。国土が東京23区とほぼ等しいシンガポールでは、地下を有効利用する開発が急務とされています。そうした中で、このプロジェクトは全土の3次元地質モデルを構築するという国家的地質調査で、深度200m超のボーリング数十本および総測線長約50kmの弾性波探査からなる現地調査と、空中写真判読、地表地質踏査、表層・岩盤地質図およびGISマップの作成などを目的としたものです。
最終的には、それらをすべての調査結果を反映した3次元地質モデルを作成。私はこの業務における主任技術者として調査計画の立案、現場作業の工程管理及び現場担当者への指示、また調査結果の取りまとめ方針の策定や担当技術者への指導を行っています。
