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名前機    能Version
YUSAYUSA一次元,有効応力に基づく地震応答解析2.00
DYNEQ一次元,等価線形化法による地震応答解析(1,2方向入力)4.00
DYNES3D一次元,三方向入力,有効応力に基づく地震応答解析2.76
STADAS二次元,有効応力に基づく汎用構造解析(限定公開)---
DYNEQ2D二次元,等価線形化法による地震応答解析(限定公開)----
POST2D二次元解析のポスト処理3.37
POSTEQ一次元地震応答解析のポスト処理2.32
EQWAVE地震波の処理1.31
VECTOR地震波並べ替え1.00
VECTORIZ地震波並べ替え1.00

ダウンロードの注意 実行形式のプログラムは拡張子がexeとなっています。このタイプのプログラムの実行ファイルは,ウイルスなどが入っている可能性があるので,ブラウザによってはダウンロードできなかったり,ダウンロードする際に警告が出ることがあります。右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」を選んでダウンロードする方が無難かもしれません。また,その他の所でも,「The requested URL /yoshida/yoshida/computercodes/dyneq/dyneq-j.zip was not found on this server.(ブラウザによっては少し違うかもしれない)」という表示が出ることがあります。ファイルはあるのですが,原因がわかりません。この場合でも,右クリックしてリンク先を名前を付けて保存で保存していただくと,きちんと保存できます。 」

作図ソフトの注意 私の公開している作図ソフトは,IllustratorのVersion 4(または,日本語3)形式です。IllustratorはAdobeが販売しているソフトで,広く使われていることから,多くの作図ソフトはこのファイルをインポートする機能を持っています(ただし,文字の傾きが表示されないなど,ソフトにより,完全に移行できないケースもありますが,少なくとも図形はインポートされます)。ここで,Illustratorは元々Postscriptに対応して作られており,フォントセットが独特です。これに対して,Windowsで多く使われているのは,True typeフォントです。従って,同じフォントを使っていても名前が異なる事が一般的です。たとえば,Arialというフォントは,IllustratorではAriamTMの様にTMの文字が入ります。インポートするソフトによっては自動的に変換してくれるものもありますが,指定のフォントがないという警告が出される(対応するフォントを指定する)ソフトもあります。この不便さを解消するために,私の公開しているソフトでは,プログラム名の後に-AIと名前を付けたものと付けないものの両方を公開することにしました。どちらも機能は全く同じですが,-AIのついているものは,Illustratorの本来のデータ,付いていないものはWindows用のフォントを使ったデータとなっています。お使いの環境に合わせて適当な方を使ってください。
 なお,使っているフォントは,Arial,Times New Roman,Symbolの三つだけです


YUSAYUSA
 YUSAYUSAは,石原・東畑1)らにより開発された,有効応力地震応答解析プログラムで,おそらく日本で一番多く使われてきたプログラムです。元々は,応力-ひずみ関係には双曲線モデルを用いていました。それに,Ramberg-Osgoodモデルも考慮できるようにして,さらに,応力経路の求め方にも新しい考え2)も考慮できるようにしたものが,ここで公開しているプログラムです。少し変えたので,オリジナルの名前をYUSAYUSA2としていますが,もちろん,オリジナルのYUSAYUSAと同じ機能も使えます。一般には単にYUSAYUSAと呼ばれているようです。
 関係して公開しているプログラムは以下です。
YUSAYUSA.exe:YUSAYUSAの本体
YUSAPAEA.exe:過剰間隙水圧の発生量を制御する二つのパラメータBpBuの初期値を決めるためのプログラム
SIMMDL-2:要素試験をシミュレーションする
YUSAPC:YUSAYUSAを実行した後,時刻歴を取り出すプログラム
 なお,最大値を作図するには,POSTEQを使うことができます。

1)Ishihara, K. and Towhata, I. (1980): One-dimensional Soil Response Analysis during Earthquake Based on Effective Stress Method, Journal of the Faculty of Engineering, Vol. XXXV, No. 4, The University of Tokyo, pp. 656-700;Ishihara, K. and Towhata, I. (1982): Dynamic response analysis of level ground based on the effective stress method, Soil Mechanics - Transient and Cyclic Loads, Pande, G. N. and Zienkiewicz, O. C. ed., John Wiley & Sons, pp. 133-172
(二つの参考文献は全く同じですが,最初のものは入手しにくいかもしれません。二つ目は本の一部です。

2)吉田望,規矩大義,東畑郁生(1999):有効応力解析プログラムYUSAYUSAの改良,第34回地盤工学研究発表会講演集,pp. 2105-2106


マニュアル
プログラム

YUSAYUSA
YUSAPARA
SIMMDL
YUSAPC
ソースリスト


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DYNEQ
 一次元の等価線形化法による地震応答解析では,SHAKE1)が有名ですが,SHAKEには二つの大きな欠点がありました2)。これを改良したのが,DYNEQ3)です。現在のバージョンでは,その後の改良も含まれています。当然,SHAKEと同じ機能を用いた計算もできます。
 関係して公開しているプログラムは以下です。
DYNEQ.exe:DYNEQの本体
PROPCK.exe:計算に用いる応力-ひずみ関係のデジタル値を出力する。作図するのに使える。
 なお,最大値を作図するには,POSTEQを使うことができます。
 また,時刻歴出力をExcelで用いるような,一列のデータに変換するにはVECTORを使うことができます。

1)Schnabel, P. B., Lysmer, J. and Seed, H. B. (1972): SHAKE A Computer program for earthquake response analysis of horizontally layered sites, Report No. EERC72-12, University of California, Berkeley

2)吉田望(1994):実用プログラムSHAKEの適用性,軟弱地盤における地震動増幅シンポジウム発表論文集,土質工学会,pp. 14-31

3)Yoshida, N., Kobayashi, S., Suetomi, I. and Miura, K. (2002): Equivalent linear method considering frequency dependent characteristics of stiffness and damping, Soil Dynamics and Earthquake Engineering, Vol. 22, No. 3, pp. 205-222


マニュアル
Version4.01のマニュアルに誤記がありました。現在公開しているものでは修正されています。
プログラム

DYNEQ
PROPCK
ソースリスト


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DYNES3D
 DYNES3Dは,2次元汎用構造解析プログラムSTADASから一次元の地震応答解析の部分を取り出したものです。任意のG-γ,h-γ関係を入力して,それを完全に満たす応力-ひずみ関係1)2)を用いる解析ができます。多くの実験式に基づく応力-ひずみ関係を使うことができるのも特徴です。
 最も大きな特徴は,一次元地盤ですが,水平二方向,鉛直の3方向の入力が可能なことです。
 有効応力地震応答解析ももちろん可能ですが,構成モデルの移行が遅れているため,ちょっと弱いところはあります。
 関係して公開しているプログラムは以下です。
DYNES3D.exe:DYNES3Dの本体
PSTDYNES.exe:計算結果から,時刻歴を取り出すプログラム。
 なお,最大値を作図するには,POSTEQを使うことができます。
 また,時刻歴出力をExcelで用いるような,一列のデータに変換するにはVECTORを使うことができます。

1)Ishihara, K., Yoshida, N. and Tsujino, S. (1985): Modelling of stress-strain relations of soils in cyclic loading, Proc. 5th International Conference for Numerical Method in Geomechanics, Nagoya, Vol. 1, pp. 373-380, 1985

2)吉田望,辻野修一,石原研而(1990):地盤の1次元非線形解析に用いる土のせん断応力-せん断ひずみ関係のモデル化,日本建築学会大会学術講演梗概集(中国),pp. 1639-1640


マニュアル
プログラム

DYNES3D
PSTDYNES


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STADAS
 STADASは,2次元汎用構造解析プログラムです。現状では,プログラムは公開しておりません。使うのが難しいので,使える能力があると私が判断した人だけに非公式で公開しています。

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DYNEQ2D
 DYNEQ2Dは,DYNEQの2次元版のプログラムです。基本は完成しているのですが,作成時にちょっとした理論の勘違いがあり,まだ公開できていません。もう少しお待ちください。

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POST2D
 POST2Dは,2次元有限要素法のプログラムを実行した結果を作図するプログラムです。最近流行の動画を作成する機能はありませんが,論文,報告書などに使うには十分な機能があります。また,出力はPOSTSCRIPTファイル(Illustrator日本語v3)となっていますので,多くの作図ソフトで読み込み,編集することができます。
 作図ができるのは,構造モデルに加え,ベクトル(変位や加速度など),テンソル(応力やひずみなど),スカラー(過剰間隙水圧,等高線など,要素の塗りつぶし)など,多岐にわたっています。
 私の公開しているプログラムについては,標準的に読み込むことができます。それ以外のプログラムの出力でもFORMATを指定して読み込ませることができます。
 一つだけ,欠点が出ることがあります。作図部分は,昔,xyプロッターで図を描くのが標準であったときの仕様(CALCOMP仕様)で作ったものをPOSTSCRIPT仕様に作り直したものです。両者の違いは,CALCOMPではこれからする作業の種類を指定します。例えば,線を描くとき,どのペンを使う,どの色を使う,線を描く前に指定する必要があります。しかし,POSTSCRIPTではまず線の情報を与えて,全部情報を与えた後,その線をどの太さで描くとかどの色で描くを設定するというところが大きいです。相当注意して直しているのですが,稀に予定した線にならないことがあります。もちろん,作図ソフトで編集できるので,実務で使うには問題はありません。

マニュアル
プログラム(Windowsフォント)
プログラム(Illustratorフォント)
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POSTEQ
 POSTEQは,一次元の地震応答解析の結果得られる最大値などを作図するプログラムです。柱状図を描くなど,多様な機能を備えていますし,自由に作図する方法を変えるなどの機能があります。私の作ったプログラムでは,標準的な読み込み機能が用意されています。それ以外のプログラムでも,データを読み込み,作図することが可能です。


マニュアル
プログラム(Windowsフォント)
プログラム(Illustratorフォント)
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EQWAVE
 EQWAVEは,地震波を処理するプログラムです。積分(加速度から速度を求めるなど),微分(変位から速度を求めるなど)ができるほか,応答スペクトル,Fourierスペクトル,計測震度,各種の地震動指標の出力などができます。トリパタイト形式の応答スペクトルの作図もできます。

マニュアル
EQWAVEプログラム
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VECTOR, VECTRIZ
 地震応答解析の結果得られる時刻歴のファイルは,1行に8個程度が並べられているものが多い。しかし,作図ソフトで時刻歴を書こうとすると,1行に一つのデータになる様に並べ替える必要があります。VECTORとVECTORIZはこれをする簡単なプログラムです。私の作ったプログラムの出力は書式がすべて同じになっていますので,VECTORで変換します。それ以外の一般的はファイルの場合には,VECTORIZを用います。複数の時刻歴データを読み込んで,1行に複数の時刻歴のデータを作ることもできます。
 入力は簡単なので,コマンドプロンプトで対話形式で行います。コマンドプロンプトでVECTOR(またはVECTORIZ)と入力し,表示される質問に答えていく様にして実行します。簡単なので,マニュアルはありません。

VECTOR
VECTORIZ
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