新聞で紹介されました/地盤工学会関東ソイルストラクチャーコンテスト総合1位

プレスリリース

地盤工学会関東/ソイルストラクチャーコンテスト/基礎地盤コンサルチームが総合1位

日刊建設工業新聞 2024年12月24日号 05面No.07

地盤工学会関東支部(東畑郁生支部長)は、第17回「ソイルストラクチャーコンテスト」を千葉県船橋市の日本大学船橋キャンパスで14日に開いた=写真。学生や社会人でつくる計9チーム約40人が参加。液状化防止の技術を競った。地盤模型の作製技術やプレゼンテーションを評価し、点数が最も高かった基礎地盤コンサルタンツチームが総合1位となった。
 
同支部創立20周年記念となる。▽不動テトラ▽ジオデザイン▽基礎地盤コンサルタンツ▽応用地質▽川崎地質▽中央開発-の6者が協賛する。 

同コンテストはテーマに合わせて構造物を作製し、強度や設計・施工のアイデアを競う。今回のテーマは昨年に引き続き「液状化対策工」。基板用の砕石を敷き詰めた土槽内に液状化対策を施してもらった。
 
審査は、土槽の所定の高さまで珪砂を投入後、水分で満たす(飽和化)。この飽和地盤の上に家型の模型を置き、振動台を用いて加振。レーザー変位計で模型の沈下量を計る。
 
液状化対策に使える材料は、100円ショップで購入した2種類の自由材料と1種類の指定材料(割り箸、ストロー、梱包〈こんぽう〉緩衝材)。指定材料はコンテスト当日にくじ引きで決める。

総合1位となった基礎地盤コンサルタンツチームは新入社員1人を含む5人で構成する。自由材料として購入したのは、免震材となる消臭剤(吸水性樹脂)と、地盤内の水圧を抑えるための吸水パッド。指定材料は割り箸だった。
 
作製した地盤模型は3層構造で、最下層に杭代わりの割り箸と吸水パッドを設置。中層に消臭剤を敷き詰め、上層に吸水パッドを平たく置いた。多くのチームの沈下量が2・7~10・8ミリという記録の中、基礎地盤コンサルタンツチームは0・7ミリと大きく差を付ける形となった。同チームの代表者は、総合1位を獲得した喜びを語った上で、「学生を含め、アイデアや見せ方など学ぶことが多かった」とコンテストを振り返った。
 
コンテストの参加者は次の通り。
 
▽地盤工学会関東支部顧問チーム▽藤原チーム(東海大学)▽Mt.ソイル(不動テトラ、応用地質の混合チーム)▽兼松サステック▽東京都市大学・新緑会▽日本大学▽東京都市大学・地質環境工学研究室▽千葉工業大学▽基礎地盤コンサルタンツ。


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総合1位となった基礎地盤コンサルタンツチーム 日刊建設新聞様提供


当社社員撮影


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