i-Con・BIM/CIM

BIM(Building Information Modeling)、
CIM(Construction Information Modeling)は、
設計、建設、および施工プロセスを効果的に管理する
ための技術的なアプローチです。
建物や施設全体の 3D モデルを中心に、設計、建設、
運用に関する情報を包括的に扱います。

i-Con・BIM/CIM

設計系BIM/CIMの取り組み



設計部門では計画構造物の3次元モデリングを行い、関係者間の合意形成の促進、既設構造物と計画構造物との干渉チェック、施工ステップの確認に利用しています。 さらに、設計 BIM/CIMモデルと地盤系BIM/CIMモデルの両者を融合することで、『構造物+地盤』の可視化が可能となり、設計ミスの防止に役立てています。


図1 法面対策設計におけるBIM/CIM統合モデル例

図1 法面対策設計における
BIM/CIM統合モデル例


2018年 K市法面対策設計3Dモデリング事例

地すべりを排土して切土法面をグラウンドアンカー工法と切土補強土工法で対策した法面対策設計業務。 施工計画の3Dモデリングを行って、施工ステップの「見える化」を図った。 架空線や高圧線との干渉チェック、施工計画の合意形成に利用した。

2016年  N市砂防堰堤設計3Dモデリング事例

土砂災害を防止するための砂防堰堤設計業務。 計画構造物と地盤の3Dモデリングを行って、地質・地盤リスクの「見える化」を図りました。

地盤系BIM/CIM(3次元地盤モデリング)の取り組み

地盤調査部門では、ボーリングデータや地質断面図、物理探査データ等から3次元CADや地盤モデリングソフトを使用して、BIM/CIMモデル(3次元地盤モデル)を作成しています。

地盤系BIM/CIMモデル(3次元地盤モデル)作成事例

港湾分野


海底ボーリング調査結果を用いた海上架橋・橋梁基礎検討のための3次元地盤モデル

海底ボーリング調査結果を用いた海上架橋・橋梁基礎検討のための3次元地盤モデル


複数の土層がレンズ状に互いに複雑に入り組んだモデルでしたが、3次元モデルを作成することで、中間支持層(モデル上部の黄緑色の範囲)の分布状況の把握が容易になりました

XR技術開発

当社ではMR(Mixed Reality:複合現実)デバイスであるHoloLens2やiPad・スマートフォンを利用したXR技術開発を行っています

CoreViewer


室内で3Dホログラム表示したボーリングコア
※人物は合成表示しています

室内で3Dホログラム表示したボーリングコア
※人物は合成表示しています


CoreViewer(コアビューアー)は3次元デジタルデータとして取得したボーリングコア(+コア箱)をホログラムとして表示可能な当社オリジナルのMRソフトウェアです


3Dボーリングコアを手指で自由に動かし、コアの亀裂の発達具合やコア中の礫の分布状況を確認することができます

3Dボーリングコアを手指で自由に動かし、コアの亀裂の発達具合やコア中の礫の分布状況を確認することができます

3次元露頭モデル


室内空間で3Dホログラムとして表示・再現した落石発生源の3次元露頭モデル

室内空間で3Dホログラムとして表示・再現した落石発生源の3次元露頭モデル


危険斜面に位置する落石発生源を3Dモデル化し、それをホログラムとして室内で再現することで、危険な露頭を室内で安全に確認することが可能です

3次元地盤モデルのホログラム


3Dホログラム表示として表示したBIM/CIMモデル(3次元地盤モデル)

3Dホログラム表示として表示したBIM/CIMモデル(3次元地盤モデル)


3Dホログラムとして、目の前に3次元のBIM/CIMモデルを表示させることで、基礎地盤と構造物の関係が容易にわかるほか、関係者間の地盤モデルの理解促進や合意形成がスピーディになることが期待されます


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