大型運搬用ドローン(最大積載量49kg)による地質調査資材の運搬実証試験を実施

プレスリリース

 基礎地盤コンサルタンツ株式会社は、日本ドローン搬送協会(古河産業株式会社、株式会社ドローンワークシステム)と連携し、2023年10月18日に新潟県妙高市において、大型ドローン(最大積載重量49㎏)による資材運搬の実証試験を行いました。当社は妙高山麓にて地熱資源開発事業を行っており、今回の飛行ルートは麓から地熱調査ヤードのある標高930mの山間部を結ぶ1,250m間としました。

 現在開発されている多くの運搬ドローンは、宅急便用途(最大積載量5㎏)のものが多く、地質調査等の資材運搬には使えません。そこで、実証試験では重量や形状が異なる資材を計3往復(総運搬重量約150kg)させ、資材運搬の安全性、地質サンプル(ボーリングコア)運搬にともなう安定性等を確認しました。

 今後は大型ドローンによるボーリング資機材一式の運搬を検討し、地質調査のスマート化を目指します。近年、地球温暖化にともなう気候変動による災害発生の頻発化・激甚化への対応や、気候変動対策となる地域資源を活用した再生可能エネルギー開発の推進など、これらを下支えする地質調査の重要性が高まっています。
 地質調査のスマート化を図ることにより、災害時における二次被害発生のリスク低減や早期の復旧、再生可能エネルギー開発の円滑な推進、自社活動における環境負荷の低減などに繋げたいと考えております。





※現地におけるドローンの飛行には、特別な許可を得て実施しました

この実証実験が新潟日報で紹介されました [2023/11/17]

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