2024年10月14日から18日にかけてモンゴルコーセンにて寄付講座を開催しました

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講座終了 修了証書授与


モンゴルで寄付講座 ~未来の建設エンジニアたちと交流を深める~

 一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)の「寄付講座付きインターンシップ事業」の一環として、2024年10月14日から18日にかけて、モンゴルのモンゴルコーセンにて「日本の道路工学 理論と応用」と題して寄付講座を開催し柳浦社長、野中海外事業部長、そしてハグワジャルガルプレブレンチン課員(ジオラボ関東)の3名が講師を務め、未来の建設エンジニアを志す学生たちに熱心に講義を行いました。
モンゴルコーセンは、モンゴルの技術教育の中核を担う重要な教育機関であります。当コーセンとは、土質試験機材の寄贈、インターンシップ、就職といった形で、弊社と深い繋がりを持っています。今回の寄付講座では、特に建築・土木分野の基礎となる地盤工学に焦点を当て、モンゴルの社会インフラの整備・維持管理における課題と解決方法について講義を行いました。講義は、厳寒地特有の凍上被害が生じている道路現場への視察など、実践的な内容も盛り込み、学生たちの理解を深めました。

 講義で使用したパワーポイントのスライドは、モンゴル語で90分×6コマで合計225枚にも及びました。これは、当社がいかに熱意をもってこの講座に臨んだかを示すものであり、学生たちからのアンケート結果にも「モンゴル社会の発展に貢献したい」という強い意欲が感じられました。
今回の寄付講座を通じて、私たちはモンゴルの若者たちとの交流を深め、グローバルな視野を持った人材育成の重要性を改めて認識しました。また、2025年1月には、受講生の中から2名が来日し、当社のジオラボ関東にてインターンシップを行う予定です。
この取り組みが、将来のグローバルな社会インフラ整備に貢献できる人材育成の一助となることを期待しています。


モンゴルコーセン校長室 事前打ち合わせ


講義する野中部長 右通訳ザヤ先生


車中で説明するハグワ課員、右 学生


凍上+圧密沈下?により道路凸凹状況 ハグワ課員が学生へ説明


ゲル地区 (地方からの人口流入が止まらないエリア)


洪水対策としての三面張り護岸の工事