シンガポール政府住宅開発庁の埋め立て工事動態観測業務を12億円で受注

プレスリリース

 基礎地盤コンサルタンツ(株)は、シンガポール政府住宅開発庁の埋め立て工事の動態観測業務を12億円で受注した。テコン島はシンガポール本島から東へ約2km、マレーシアとの国境付近に位置し、1980年代から埋立工事が開始され、今現在もなお埋立は進行中である。
 2019年に発効されたシンガポールの今後10年~15年のマスタープランによると、テコン島は、”Reserve Site”となっており、埋立後の詳細な使用方法は多方面での利用が可能となっている。
 埋め立てはシンガポール国内での掘削工事から発生する土砂を受け入れ、テコン島内のさまざまな工区へ運搬し、埋め立てに使用するとともに、浚渫工や地盤改良工、排水工、及び工事に伴う測量工、土質調査、土質試験、動態観測等の付帯工事も伴う。全体の工事面積は約2000haであり、そのうち埋立工事区域は約350haである。
 基礎地盤コンサルタンツ(株)シンガポール支社は、本工事(シンガポール テコン島 エリアD地区埋め立て工事 (その3)工事費340億円)の元請けである東亜建設工業・サムスンC&T 共同企業体と契約(請負金額約12億円)を締結し、埋立工事区域(約350ha)において、海上・陸上ボーリング750本以上を含む土質調査、土質試験及び地盤改良工施工時の動態観測を担当することになる。工期は72か月(6年)を予定している。