地質技術部の主な仕事は、構造物の設計施工・維持管理に必要な地質に関わる情報を得ることです。私の日々の業務の多くは、道路や住宅地の防災関連の仕事やトンネル・ダムなどインフラ整備のための地質調査です。大学で学んだ地質学の知識を活かし、山の中を歩き回りながら、地質図、ボーリング柱状図、地質断面図などを作成し、報告書として取りまとめています。調査の多くは陸上での作業ですが、洋上風力などの再生可能エネルギーや資源探査のため、海底地形を明らかにする業務に携わることもあります。ふだんの生活では絶対に見られない「海底の形成過程」を考える時間はとても刺激的で勉強になりました。

また、DX化が進む昨今、「三次元の点群データ」や「リモートセンシングデータ」など、QGIS （地理空間情報データ用ソフト）やAIの技術を活用した業務も増えています。なかなか答えに到達できず、容易ではありませんが、親身になって指導・アドバイスしてくれる上司や先輩がいることで、新たな知識や技術を身につけられる職場環境は、とても恵まれていると感じています。

来年の春から部署異動となりますが、新しい環境でもやりがいを見つけ、周りの人たちだけでなく、地域社会にも貢献ができるよう挑戦していきたい、そう思わせてくれる会社です。

学生のみなさん、ぜひいっしょに働き、ともに成長していきましょう。

（情報、肩書等は 2023 年 12 月取材時のものです）

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