令和6年能登半島地震 SAR衛星による地表被覆状態変化の抽出結果

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能登半島地震によりお亡くなりになった方々に謹んでご冥福をお祈りいたします。また被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。弊社は被災された地域の一日も早い復興を願い、建設コンサルタントとして積極的に活動してまいります。

SAR衛星による地表被覆状態変化の抽出結果

地震発生前後の複数の衛星SAR観測データを用いて、地震による法面崩壊、河道閉塞、液状化が発生した箇所を抽出しました。

【使用データ】
ALOS-2/PALSAR-2(だいち2号)
●   2022/9/26-2024/1/1のペア(北行軌道・左側観測、地震前後)
●   2023/12/6-2024/1/3のペア(北行軌道・右側観測、地震前後)
●   2023/6/6-2024/1/2のペア(南行軌道・左側観測、地震前後)

法面崩壊事例

能越自動車道(図1)について道路周辺の変状を抽出するため、地震前後の衛星SARデータを用い、二時期カラー合成を行いました。3カ所について道路沿いの大規模法面崩壊を捉えました。


二時期カラー合成画像崩壊箇所抽出対象道路

図1 解析対象範囲



二時期カラー合成画像により地表面被覆状態の変化が推測された箇所において、空中写真より大規模法面崩壊が確認されています。

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