このたび第43回​発明大賞​​を受賞しました

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日本発明振興協会(東京都港区、原昭邦会長、03・3464・6991)と日刊工業新聞社共催の「第43回(2017年度)発明大賞」に24件の発明が選ばれた。発明大賞は発明考案を通して産業の発展や国民生活の向上に寄与した資本金10億円以下の中堅・中小企業や個人、グループに送られる。表彰式は12日に東京都港区の明治記念館で行う。

【発明大賞 東京都知事賞】

■粒状体地盤コアバーレル=基礎地盤コンサルタンツ(社長・岩﨑公俊氏ほか1人)



土木・建築構造物の建設に必要な地盤調査時、砂れき地盤など崩壊しやすく取り出すことが困難な地盤で、原地盤状態を乱さずにサンプルを採取する技術。地質観察や強度情報を得る室内土質試験の試料採取を目的に使われる。

従来手法では、サンプリング時に試料表面や細粒土を消失してしまっていた。本技術は、潤滑剤として高粘性流体を使うことで、原地盤状態を乱さずに試料の採取が可能である。水溶性ポリマー溶液を使って試料表面を保護し、崩壊しやすい砂れき地盤の採取が可能になった。

(基礎地盤コンサルタンツ=東京都江東区、03・6861・8800)

 日刊工業新聞 2018年3月8日 Web版より






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